第7話 ウイング、ザ、ダークネス
【場面:上空・ポータル出現】
(効果音:ウウゥゥン……!)
空に突然、ポータルが開いた。
そこから、小型の宇宙船が現れる。
ゾナ「……あれは……イオの宇宙船か。チッ、姿を消す!」
(効果音:ブゥン/タイムリープ音)
ゾナの姿が瞬間的に消えた。
【場面:路地裏・脱出したリンバとゴンズ】
ゴンズ「ふ〜っ……やれやれ」
リンバ「くそっ……逃げられたな。あの4Dマン、やはり厄介だ」
ゴンズ「早く“クロノソリスト”が来ないかな。俺たちだけじゃキツイぜ」
リンバ「お前の言うとおりだ……」
(リンバ、両手を広げて天を仰ぐ)
(通信装置:ピピピ……)
ゴンズ「ゴンズだ」
クラッシャー・クロック(通信)「今この星に着いた。どこで落ち合う?」
ゴンズ「おお! 待っていたぞ。
“スカイタワーの展望台”で11時、そこで会おう!」
クラッシャー・クロック「了解」
リンバ「ついに来たか……。これで少しは楽になるな」
ゴンズ「で、“クラッシャー”ってどんな奴なんだ?」
リンバ「俺も詳しくは知らん。ただ、噂では――
“時間を止める”ことができるらしい」
ゴンズ「ほぅ! じゃあ、相手は動けないってわけだな!
それなら、逮捕は簡単だ。ワハハハ!」
【場面:東京・日本橋付近】
ゾナ「……ふぅ、なんとかエスケープできたな」
ゾナ(独り言)「イオから船が来た……仲間を呼びやがったな」
ふと、目の前にカッコいいスポーツカーが停まっているのを見つける。
ゾナ「おおっ、これは……! 昔、宇宙博物館で見たぞ。懐かしいな〜」
(周囲を見回すゾナ)
(効果音:ピピッ/右手発光→ガチャ/ドアロック解除)
ゾナ「フフ、いいねぇ。中もなかなかだ」
ゾナ「運転方法は……確か博物館のマニュアルが……」
(効果音:ピピピ/ダウンロード音)
ゾナ、宇宙博物館の資料を脳内へダウンロード。
【場面:別空間・リンバ&ゴンズ】
(効果音:ピーピーピー/4Dセンサー反応)
リンバ「奴が4Dを使ったぞ! 行くぞ!」
ゴンズ「だが、クラッシャーはまだ到着してないぞ」
リンバ「大丈夫、センサーで追ってくる。行くぞ、ゴンズ!」
(効果音:シュンッ/タイムシューター展開)
【場面:高速道路・疾走するスポーツカー】
ゾナ「ハハハッ、気持ちいいな〜!
こんな大昔の道具がこんなに面白いとは……笑えるぜ!」
(効果音:ブオォォォン!/エンジン全開)
【場面:高速道路・覆面パトカー登場】
隊員A「スピード違反だな。サイレン鳴らせ」
(効果音:ウ〜ウ〜ウ〜/パトカー警告音)
ゾナ(バックミラーで確認)「お、来たか。……フフ、少し遊んでやるか」
(効果音:ギュイィン/加速)
隊員B「前の車、止まりなさい!」
スポーツカーに近づくパトカー。
次の瞬間――
隊員A「……お、おい!? な、なんだ今のは……!? 馬鹿な……信じられん!!」
【ナレーション】
誰も知らない“もう一つの能力”が目覚める――
異次元の存在ゾナに翻弄される地球。
そして、静かに現れる時間を操る男――クラッシャー・クロック。
【次回予告】
スカイタワーに現れた“時間の使者”クラッシャー・クロック。
ゾナを追う二人の捜査官に、時空戦の幕が開く!
一方、ゾナが仕掛ける新たな罠とは――?