馬場 賢太45歳 独身 中小企業のサラリーマン
🧑💼実家住まい 母親と祖母の３人暮らし 45になる迄 結婚相手に恵まれず
(さて 朝食も食べたし 会社行くよ)
電車🚃通勤 1時間掛けて毎日 会社に
(行ってらしゃい 気をつけてね)
母親と おばあちゃんの声に
(うん)
通勤電車の中で スマホニュースを 見ながら 通い慣れた 駅に着いた🚉
おはようす おはようございます
自分のデスクに鞄を置き コーヒーを
飲もうと 自販機に向かう 途中上司の亀田部長から 呼び出しが有った
応接室に 自分と岩崎 海野 古田 織部 ５人が呼び出された
部長が
(すまん 君たち５人は 辞めてもらう事に成った)
と 苦渋の決断だと
(え！そんな 突然言われても)
５人とも 部長に 詰め寄ったが
会社の業績は 物凄く悪い様であった
馬場は 生え抜きの社員であったので
退職金に少し色を付けると 言われたが
リストラの事で 頭がいっぱいで帰りの電車の中で
(母親に 何と言おうかなと)
思案していた時 スマホが鳴った
母親から おばあちゃんが 倒れて 救急車で運ばれたとの 連絡で有った
馬場 賢太が 病院に着いた時には
祖母は もう亡くなっていた
(ばあちゃん)
子供の頃から 可愛がって貰った祖母の葬儀が済み
母親に 会社リストラに有った事を伝えた
母親🤱は祖母の事 息子のリストラの事で 寝込んでしまった
馬場 賢太は 今後の事を考えると 中々熟睡出来なかった
有る夜中 夢の中
おばあちゃんが 出て来て
( 賢太 お大師様の お四国へ行きなさい)
と 告げた
賢太は 祖母👵が 近くのお大師様によく お参りに行っていた事を 思い出した
母親に
(昨夜 おばあちゃんが 夢に出て来て 四国へお参りに行けと言われたよ)
(おばあちゃんが そう言ってるなら 賢太行ってらしゃい 丁度仕事無いから)
(でもな〜)
(キットおばあちゃんが 導いて賢太の人生が 今までとは 変わるよ)
賢太は 徳島県 お四国1番札所 霊山寺に 向かって 歩いていた
もう少しで霊山寺に着くが
( やれやれ😅コレから お寺参りか)
お四国八十八所の事は
全く知らなかった祖母が お大師様を信仰していた事は 子供の頃から知っていた
やがて 霊山寺の山門に着くと 大勢のお遍路さんの姿が 目に入った
凄い人だ
皆んな 弘法大師様の 白衣、念珠、金剛杖、納経帳 等を 揃えてた団体様
(皆んな 凄いな 自分は お大師様詳しく無いけど)
感心しながら 団体様の後に
続いて 本堂をお参りして お大師様の大師堂に
祖母が使っていた般若心経本を何とか 読み終え
お大師様の お顔を拝見したら
(お、お おばあちゃん！)
賢太は 驚いた お大師様のお顔が
祖母の顔に成り ニッコリと微笑んでいた
(そんな！ばあちゃん👵)
信じられない無い 奇跡が
馬場 賢太 お四国お遍路 第 1 部 終わり
次回 第 2部に ご期待ください。