ザ・影 第14話 女子校生 柳真美子の場合

ザ・影

彼女は 私立高校の 三年生 クラスの人気者であったが

幼い頃から 不思議な体験を していた

小さな影が 彼女が 一番孤独を感じる時

現れ暖かく 彼女を包み込み 優しく語り掛けて来た

(真美子 君は一人じゃないよ)

影は いつも優しく彼女の心に寄り添った

高校3年生共に 成ればボーイフレンドの 一人や二人いても不思議ではないが

真美子には 居なかった

(あ〜あ皆んないいな〜)

羨ましい 心に 影が

(慌てないで 必ず彼氏出来るよ)

(そうかしら?クラスの皆んな彼氏居るのに)

そんな時 通学路で いつも会う 白い秋田犬を連れた おじさんに出会った

(こんにちは)

真美子は

思い切って おじさんに話し掛けた

(この犬なんて 名前なんですか?)

おじさんは ニッコリして

(こいつは 秋田犬のマミと 言うんだよ)

え!偶然 自分と似た名前に 急に親しみを 覚えた

マミちゃん 犬の頭を撫ぜた

その時 急に真美子の 心の中に 影が現れ

(この犬が 彼氏を引き合わせて くれるよ)

真美子は

(嘘〜本当かな?)

影の言葉に 半信半疑で 笑っていた

数日後 また通学路でおじさんに会った

秋田犬のマミは尻尾振りながら

真美子に駆けょった

(マミちゃん 久しぶり)

頭を撫ぜながら 犬と戯れる真美子

(可愛いわ〜)

おじさんは 笑いながら マミと遊ぶ様子を見ていた

(そう言えば君の 名前聞いていなかったね)

私真美子です

驚いた顔した おじさんは

(そうか!それでマミも 君になっいた んだな 名前が似てるから)

(そうですね私もマミちゃん好きですよ)

(君は 何年生かな?)

(3年です)

(3年か 大学行くの?)

(はい 経済学部を目指しています) 

(いいね〜これからは 女性も経済に強く成らないとね)

おじさんは

(良ければ 家に来ない 直ぐそこだから 家内もネコも居るから) 

一瞬どうしょうかなと 考えたが 影が

(この人は良い人だから大丈夫だよ)]

と 囁いた

(じゃ チョットだけ)

(家内にお客さんだと電話するよ)

立派な 三階建の家に着いた

(凄い家ですね)

応接間に通され 豪華なソフアーに 

すると どこからも無く にゃ〜と猫が現れた 

奥さんが お茶とお菓子を 持って

(可愛いお嬢さんね ささお菓子食べて)

(有難う御座います)

ネコがいきなり真美子の膝に乗ってきた

奥さんは

(ま!この子は 知らない人には 警戒していつもは 隅で様子を見てるのに 貴方の膝に 乗るなんて信じられないわ)

(真美子さんは キット動物好きな 優しい女の子なんだよ) おじさんが 奥さんに言った その時 玄関から ただいま〜の声が

(翔太が 帰ってきたわ! 翔太 可愛いお客さん来てるから 挨拶しなさい)

(ハァ〜めんどくせな〜)

言いながら 応接室へ来た

(こんにちは)

真美子は 元気よく挨拶した 一瞬戸惑った翔太だが

(あ、あ こんにちは)

何故かお互に顔が 赤くなった

おじさんが

(どうした翔太 顔が 赤いぞ)

ワハハ 翔太も 一瞬で 真美子が 気に入った 

その時影が

(真美子 ほら 言った通り カッコいい彼氏出来ただろ)

(嘘みたい 心臓がバクバクしてるわ)

(それが恋だよ)

影は

(私の役目は これで終わりだな 真美子 青春は 短いから 楽しめよ)

(うん!影さん 有難う)

ザ 影 14話 終わり

願えは 必ず願いが叶うと言われていますね 皆さんも願いましょう。