4次元の男 ゾナ 第5話  銀河連邦の犯罪者

4次元の男 ゾナ

第5話 銀河連邦の犯罪者


【場面:公園・ゾナ vs ダーク兄弟】

ゾナ「こいつら……どこの星の奴らだ?」

(効果音:シャッと空間にプリズンカーテン展開)

ゾナはプリズンカーテンに身を隠しながら、考える。

ゾナ「……待てよ。イオからの追跡者か?」

 

ダーク弟「兄貴! 銀河連邦の捜査官に見つかった! ヤバいぜ!」

ダーク兄「……こうなったら“消す”しかないな。」

 

(効果音:ガシャン!)

ダーク兄がバンガード・バズーカーを構える。

ダーク兄「死ね、捜査官!」

 

(効果音:ドコーンッ!/爆裂音)

 

だが――その瞬間、ゾナの右手からエネルギーが放たれる!

 

(効果音:シュゥウウ……)

ゾナ「“サイキックスチール”!」

※相手の能力を吸収・封じる技

 

ダーク兄「な……バズーカーが効かん!? なぜだ……」

 

ダーク弟「兄貴、大丈夫か!?」

ダーク兄「チッ……さすが銀河連邦の捜査官。
超能力者を、わざとイオに収容していたというのか……」

 

【場面:都市上空/リンバ&ゴンズ】

(効果音:4Dセンサー起動音 ピーピー)

 

リンバ「おい、また4Dセンサーが反応した!」

ゴンズ「今度は近いぞ、急げ!」

 

(2人が建物の屋上から公園を見下ろす)

 

リンバ「ここだ! 囚人番号29686と87669、居るか!?」

 

ゴンズ「リンバ、見ろ!」

ゾナがダーク兄弟と交戦中。

 

リンバ「あいつ……イオからの脱獄者だな。で、あの2人は……?」

ゴンズ「連邦捜査官マジリアが探していた“ダーク兄弟”じゃないか?」

リンバ「確かに、似てるな……どうする?」

 

ゴンズ「待て、あいつらの“霧”を食らったら老化される。
まずはマジリアに連絡するんだ。」

 

リンバ「了解。……ゴンズ、お前は脱獄者の確保だ!」

 

【場面:公園・ゾナの前に立つゴンズ】

ゴンズ「囚人番号87669、ゾナ。
我々は惑星イオの追跡者――お前を確保する!」

 

(効果音:カチッ/レイズレーザー銃構え)

 

ゾナ「ちっ……イオのチェイサーか。
俺を捕まえる? ……フフフ、無駄だと思うね。」

(不敵な笑みを浮かべるゾナ)

 

【場面:ダーク兄弟・木陰にて】

ダーク兄「おい、あいつはイオの囚人だったのか?」

ダーク弟「じゃあ、俺たちの勘違いか……」

 

ダーク兄「……まあいい。敵にしては手強いとは思ったが。
犯罪者なら、ある意味“同類”だな。」

ダーク弟「兄貴、今のうちに逃げようぜ。」

(2人、フェードアウトして退場)

 

【場面:公園・再びゾナと捜査官たち】

リンバ「ゾナ、観念してイオへ戻れ!」

ゾナ「フッ……そう簡単に行くかな?」

 

(効果音:ウウウウゥ……)

ゾナ「“ビーストマスター”!」

※あらゆる動物を操る能力

 

(効果音:ガサガサガサ……)

 

リンバ「む!? 何だ、この気配……!」

 

犬、猫、ネズミ、カラス、トンビ……
無数の動物たちが、怒涛の勢いで二人に迫る!

 

リンバ「くそっ……! この超能力で、俺たちを喰わせようってのか!」

 

ゴンズ「やばいぞ、この男……マジで危険だ!!」

 

【ナレーション】
ついに明かされたゾナの第2の能力「ビーストマスター」――
混乱する公園、包囲された捜査官たち。
ゾナの真の力が、地球で覚醒する――!

 


【次回予告】

動物の群れに包囲された捜査官たち。
そこへ現れた“もうひとつの力”とは?
そして、ゾナの過去に隠された衝撃の真実――